介護士のリアル

介護士を応援したくて始めたブログで、介護の現場に関するリアルな情報提供をコンセプトにしています。メインライターは介護福祉士の資格を持つ介護業界20年以上のキャリアを持つ向日葵さん。仕事で悩んだ時の介護士さんのサプリになるよう体験談も掲載しています。

訪問介護のヘルパーさんに知って欲しいこと

いつまでも住み慣れた家で暮らしたいという利用者にとって、訪問介護(ヘルパー)の援助は、介護保険の中で非常に重要な役割を担っています。

介護保険サービスでは、利用者の自立支援を意識した専門的な援助が求められており、訪問介護を行うヘルパーも常に専門職としての意識を持ち仕事を行うことが基本です。

しかし実際にサービスを行う場所が、利用者の自宅であることから、利用者とヘルパーさんとの関係や、援助時間の中での状況が見えにくいものです。通常は、ケアマネージャーが立てたプランに沿って援助回数や曜日、援助内容が行われていますが、時には、どきっとするような話を聞くことも。

今日は過去に起きた訪問介護のヘルパーさんに知って欲しいことをお話したいと思います。

上司に報告できないヘルパーさん

独居生活で、週2回訪問介護のサービスを受けている80代女性の利用者宅を訪問した時のことです。

自宅に着くと、その家の前で、偶然に担当の登録ヘルパーさんと出会いました。しかしその日は、ヘルパーさんの援助の曜日ではなく、不思議に思っていると、彼女の方から話しかけてきたのです。

本当は、昨日が援助の予定日だったが、子どもの学校の集まりがあり、本人と相談して今日に変更してもらったとのことでした。

私は、この変更を事業所に報告し、了解を得ているのかどうかをすぐに確認しました。すると「先日上司にある報告をした時に、非常に怒られてしまった。そんなに大したことではないのに・・・だから今回のことも怒られると思うから報告していない」と。

上司に怒られた過去の出来事

大したことではないという彼女の言葉が、とても気になった私は、その話も聞かせてもらい、思わずビックリ!

先日、援助中に急に大雨が降りだし、自宅のベランダに布団を干していることを利用者に伝えたら、戻って取り込んでもいいと言われ、すぐ家に帰った。

家が近いので、布団を取り込んだ後、利用者宅に戻ったが、そのために終了時間が遅くなったと、事業所に帰り報告したところ、厳しく怒られたと。

私はヘルパーに向いてないかも知れない

あまり怒られることが多いので、自分には向かない仕事と思い始めている様子でした。恐らく彼女には、怒られた意味が理解できていないようでしたので、ケアマネの立場から説明をしました。

ヘルパーの援助は、ケアプランによって、本人の生活を支援するために必要な時間帯や曜日、サービス内容が組み込まれていること。

もし援助時間帯に何か緊急事態があった場合に、予定に入っているはずのヘルパーさんが、何故援助に入っていないのかと、その後大きな問題につながることもあると伝えました。

まとめ

特別な場合は別として、援助の時間や曜日を守ることは、その利用者を守ると同時に、援助する自分自身を守ることでもあると考えます。事情により変更が必要な場合には、利用者と担当者だけでなく、事前にきちんと連絡を入れ、了解を得ることが大切です。

このヘルパーさんは、その後間もなく事業所を変え、他の事業所に登録し、ヘルパーの仕事は継続しているようです。