看護師との関係で悩んでいる介護士に伝えたいことがあります。
看護師が介護士を見下すのはなぜか
看護職はもともと病院等の医療現場で働くことが多かったのですが、介護保険法がスタートして以降、様々な介護サービスの中で看護職の需要が大幅に増えてきました。
介護施設の中での看護師の仕事は、病院に比べると、医療処置そのものは少ないのですが、利用者の日々の生活や介護全般にも目を配る必要があります。
介護施設内で、日々行われているケアの中で、どうしても看護師と介護士と業務がかぶることが多々あると、特養の看護師から聞いたことがあります。ましてや介護士の人手不足の中、日常業務も繁雑になってくると、看護師だからこの仕事はやらないと言ってばかりはいられません。
今まで専門分野で働いてきた看護師にとっては、こうした業務内容に対する不満や、なかなか思うように動いてくれない介護士に対してのストレスも重なり、それが介護職に対する言動につながるのかもしれません。
看護師に見下される介護士の特徴
看護師が医療分野の専門職であると同時に、介護士も福祉分野の専門職であるはず。しかし実際には、介護現場には介護の資格を持っていても、なかなか専門職としての意識のないまま働いている方が、残念ながらいます。
決められた仕事だけ、ただこなしているだけで、気づきのない人、チームケアの一員としての意識がない人は、看護師から見下される要因になるかもしれません。
看護師に見下されないようにするには?
看護師に見下されるということにだけに悩むのではなく、自分自身がどのように今の仕事に向きあっているのかを見直してみることも大切なことではないでしょうか。
看護師と介護士の人間関係がうまくいく方法
あなたが看護師との関係で悩んでいるように、実は看護師も介護士との関係で悩んでいるかもしれません。
介護士も看護師もそれぞれに、利用者の安定した生活を維持するために必要な役割を果たしていることをお互いに理解するところから始めてていかないと、なかなか溝は埋まらないかもしれません。
まとめ
職場の中で、介護士と看護師が良い関係を保っていくことが、結果として自分達が関わっている利用者に返ってきます。関係悪化が続くことで、職場の雰囲気も悪くなり、ますます仕事がうまくいかない悪循環に陥ります。少しでも仕事の中で、コミュニケーションが取れるように、まずは笑顔であいさつをしたり、話をしてみることから始めませんか?
自分が変わることで、相手が変わることもありますが、あなたが変わっても相手が変わってくれない場合、異動の相談をする、耐え切れないなら転職を視野に動いても良いと思います。何も人間関係で辛い思いをしながら続ける必要はないと思います。