看護師との人間関係にずっと悩んでいる介護士の方に知って欲しい看護師とうまく人間関係を築く方法と友人介護士から聞いた看護師との仲に関する話を紹介します。
介護現場での看護師の存在感
介護サービス系の施設の中で働く看護師は、自分が置かれている立場や役割が、介護士達とは違うんだという、プライドを持って働いている方が多いと思います。
それだけに、圧倒的に介護職の方が多い施設の中でも、看護師の存在感は大きいのでしょう。
介護士は、看護師に何を感じているのか
ある特養施設で働く介護士から聞いた話です。
彼女が働く特養施設の看護師は、そこで働く介護士達よりかなり年上の看護師が多かったようです。看護師というだけでも緊張するのに、自分の親より年齢が高い看護師集団に対し、それだけで威圧感を感じていたとのこと。
ある出来事がきっかけで
ある寒い冬の午後、特養の利用者が無断外出をし、施設全体で捜索することになりました。全サービスの施設職員がチームになり、捜索活動を行う中で、彼女はたまたま自分の苦手とする看護師と一緒に動くことに・・・
寒い中、自分達の担当エリアを徒歩で探す中、初めてゆっくり看護師と話をする機会を持ったのです。
その看護師は、探している利用者の持病や、体調の変化等について的確に彼女に伝えながら、早く見つけてあげなければと必死でした。その様子は、日頃彼女が話しかけられないほどの威圧感を感じさせる看護師の姿とは全く違う姿だったそうです。
壁を作っていたのは自分?
その日の夕方、捜索していた利用者は、無事に保護されました。
捜索開始してから既に3時間以上が経過していたことになります。その3時間を彼女は、その看護師と色々話をしながら、一緒に利用者の捜索をしていたことになります。
無事保護されたという連絡を受けた時には、彼女と看護師は心底一緒に喜びあったそうです。
まとめ
看護師、介護士に限らず、職種の違いから来る価値観や意見の相違は、確かにあります。その上、年齢層も違うとなかなか日頃、話すきっかけを作りづらいのではないでしょうか。
しかし、今回の話のように、ひとたび事が起きた場合には、職種の枠を越えた協力が必要です。スムーズな協力関係を築く上でも、お互いに日頃から言い合える関係であってほしいと思います。