介護士のリアル

介護士を応援したくて始めたブログで、介護の現場に関するリアルな情報提供をコンセプトにしています。メインライターは介護福祉士の資格を持つ介護業界20年以上のキャリアを持つ向日葵さん。仕事で悩んだ時の介護士さんのサプリになるよう体験談も掲載しています。

ケアマネージャー(介護支援専門員)が就職先を選ぶ時に抱えている問題点

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ケアマネージャーは、介護保険制度が開始された時に、介護を必要とする高齢者が、その人らしい自立した日常生活を送るために、必要なサービスを適切に受けられるようプランを作成、サービスの調整等を行うために設けられた資格です。

資格を取得後に、まず自分がどこの職場で働こうか、考えている方も多いと思います。

ケアマネの資格取ったら最初に知っておきたいケアマネの役割8つの記事で書いている通り、ケアマネージャーが働く職場は、在宅、施設に大きく分かれていますが、在宅、施設を問わず、自立支援を目的としたケアマネジメントの一連の流れを行うという意味では、大きな違いはありません。

自分に合った職場とは、どんな職場なのか

介護支援専門員の資格を取り、ケアマネージャーとして働こうとする時に、まずどんな事業所を選ぼうと思うでしょうか。自分の前の職種によっても選択肢が変わってくるかもしれません。

たとえば、前職が介護関係者、医療関係者だったのか、また介護関係でも、在宅なのか、施設なのか・・・

ただ単に給与が高いから、土日が休みだから、賞与が出るからというだけで、簡単に選べないのが本音ではないでしょうか。

施設の介護職として働いていた人が、いきなり在宅でケアマネ業務をすると言っても、在宅の高齢者の状況やサービスを把握していないという不安があります。

その逆に、今まで在宅で介護をしてきた人が、初めて施設ケアマネとして働いた場合でも、施設のことをよく理解できていないのに、施設内の利用者のケアプランを立てることができるのかという不安もあります。

施設の経験しかない彼女が在宅のケアマネになるまでの道のり

私の友人に、歯科衛生士として特養の施設内で、非常勤として勤務していた女性がいました。

彼女には、いつか在宅でケアマネの仕事がしたいという強い希望があり、頑張って資格を取得したのです。しかし、歯科衛生士の立場で施設で暮らす高齢者とは触れ合う機会も多く、その状態は理解していたものの、在宅で暮らす高齢者との接点はほとんどありません。

そこで彼女は、在宅の高齢者を知ることを目的に、特養施設から、在宅サービスであるデイサービスでの口腔ケアの業務を兼務し、在宅で暮らす利用者と触れ合う機会を増やしていきました。

その1年後、彼女は念願叶い、地域包括支援センターで、介護予防のプランを作成するケアマネージャーの仕事に就いたのです。

地域包括支援センターで働くケアマネの仕事や役割については、下記に詳しく書きました。

kaigoshi-real.hatenablog.jp

まとめ

ケアマネージャーの仕事は、介護保険制度の中の要の存在と言われるほど重要な役割を担っています。どこの職場を選ぶにしても、自分がそこの職場で作成するプランにより、担当する高齢者の状態が良くも悪くもなることを理解してもらえたらと思います。

自分の経験からどんな職場が自分に向いてるか、なかなか自分のことって自分ではわからなかったりしますし、ケアマネの働ける場所はたくさんあります。

働き方やどんな職場で働くのがいいか迷っている方は、仕事探しの方法として、かいご畑カイゴジョブなど、たくさんの介護士の転職をサポートしている転職サイトを利用して求人を紹介してもらうというやり方もあるので、検討してみても良いと思います。