介護士のリアル

介護士を応援したくて始めたブログで、介護の現場に関するリアルな情報提供をコンセプトにしています。メインライターは介護福祉士の資格を持つ介護業界20年以上のキャリアを持つ向日葵さん。仕事で悩んだ時の介護士さんのサプリになるよう体験談も掲載しています。

利用者の話

80歳代前半の独居の男性の訪問介護の緊急対応で私が学んだこと

在宅系サービス、施設系サービスそれぞれに、仕事の中で緊急対応が必要な場面にに遭遇することもあるかと思います。 利用者によっては、緊急制があることが想定される場合には、日頃から緊急時の対応について検討されていることでしょう。 しかし、時には突…

ショートステイ(短期入所生活介護)を外出が楽しみな87歳の女性に提案。ショートステイの利用は利用者のためでもある

在宅サービスの中に、ショートステイという短期の期間、入所ができるサービスがあります。 一般的にショートステイ(短期入所生活介護)は、介護者の病気や外出等の緊急な理由で利用したり、介護負担の軽減や休養を図る目的でプランに組み込むことが多いと思…

通所介護を拒否する元看護師80代の独居女性が通所介護を楽しめた理由

介護保険スタート以降は混乱が続いていたものの、しばらくすると自宅に訪問するサービスだけでなく、デイサービスやデイケアなど、通所系のサービスの需要も増えました。 通所系のサービスは、利用者本人への支援であると同時に、介護者の負担の軽減にもなる…

民間の居宅介護支援事業所に転職後、初のケアマネの仕事は85歳男性(要介護5)

介護保険が開始された1年後、私はケアマネージャー業務に専念したいという理由から、公的機関を退職し、民間の居宅介護支援事業所に転職しました。 転職後は、利用者支援を通して、様々なサービス事業所やその現場で働く介護職、医療職の皆さんとの関わりが…

訪問介護ヘルパー時代に担当した80代夫婦の話。私の中で生き続けている妻の言葉

介護職は、施設、在宅を問わず、担当する利用者から様々なことを学ぶ瞬間があります。特に、利用者の自宅で援助を行う訪問系では、長年利用者が暮らしてきた在宅での生活をまず受容することが原点だと私は思っています。 たとえその介護や家事の方法が、一般…

高齢者夫婦の入浴介助と買い物援助。利用者がヘルパーを支援?!

私は道を覚えること、地図を見ながら目的地を探すことがとても苦手な人間です。 今でこそ、道案内のアプリを活用しながら目的地まで何とか迷わずに到着できる手段がありますが、ヘルパーをしていた時の私には本当に大変なことでした。 通常、私の仕事の地域…

公務員ヘルパーとなった私が最初に担当した80代の高齢者夫婦

念願の公務員ヘルパーとなった私は、すぐにヘルパーとして在宅での訪問援助を始めました。 主婦として家庭の中のことは、日常的に行っていたものの、他人の家に入り、介護や家事支援をすることなどなかった私にとっては、何もかもが初めての経験でした。研修…