病院で働く介護士は、他の介護士と何か違う役割があるのでしょうか。介護の仕事は病院内にもあります。
病院内での介護士の仕事ってどんなことをするの?
働く病院や病棟によっても仕事内容は違ってくるとは思いますが、一般的には入院する患者の生活全般を支援する仕事です。
入院患者は、子どもから高齢者まで年齢幅が広いこと、また、様々な病状の患者がいることもあり、それぞれの状態に合わせた介助が必要です。
またベットメーキングや入院患者の準備、その他の清掃業務など介助以外の仕事も担う場合が多いようです。
病院の中の介護士って、人間関係が大変そうだけど・・・
病院内の多くは、医者や看護師、その他んぽ医療職という専門職です。
病院の介護士は、看護師の指示のもとに仕事をすることが多いため、看護師との人間関係やコミュニケーションがうまくいかないと、仕事がしづらい場合もあるでしょう。しかし、入院患者の病状の管理や異常の発見に関しては、医療の専門職が行うため、その部分での負担は他の介護施設等に比べると軽いかもしれません。
[体験談] 医療職には話せない事もある
私自身の経験談です。
以前、自分の子供が不慮の事故により長期入院をすることがありました。事故の知らせを受けて、病院に駆けつけましたが、すでにその時点で不安と心配で胸が張り裂けそうな状態の私。
病院の医師や看護師からすぐに怪我の状況や治療の説明等を受けましたが、あまりにも冷静沈着に、おまけに最悪な場合の説明までされ、震えが止まらくなったことを覚えています。
その後、子どもの病室に向かうため、エレベーターに乗りこみましたが、偶然一緒に乗り合わせた30代位の介護士の女性。がたがたと震えている私の様子を見て、何かを察したのか「大丈夫、大丈夫」と声をかけて一緒に病室の前まで付き添ってくれました。
その後入院となった子どもはもちろんのこと、見舞う家族に対して、いつも明るく声をかけてくれ、どんなに救われたことでしょう。30年近く経った今でも、あの時の事は忘れられません。
まとめ
私自身が体験したように、病院内には様々な不安を抱え、病気の治療を受けている多くの患者やその家族がいます。
介助や身の回りの支援をするだけでなく、介護士の立場からこそできる、患者やその家族に対する何気ない気づかいや心配り等の役割がきっとあると思います。