介護士のリアル

介護士を応援したくて始めたブログで、介護の現場に関するリアルな情報提供をコンセプトにしています。メインライターは介護福祉士の資格を持つ介護業界20年以上のキャリアを持つ向日葵さん。仕事で悩んだ時の介護士さんのサプリになるよう体験談も掲載しています。

サービス付き高齢者向け住宅の介護士の仕事は楽って本当?サ高住で働く介護の仕事

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サービス付き高齢者向け住宅で働く介護の仕事について紹介します。サービス付き高齢者向け住宅の役割とどのような方が利用するのかを知り、やりたい介護があるか考えてみてください。

サービス付き高齢者向け住宅と有料老人ホームの違い

サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)は、国土交通省管轄の高齢者向けの住宅です。

現在の社会の中では、高齢者という理由だけで賃貸住宅への入居を断わられることも多い中、サ高住は高齢者専用の賃貸住宅として活用されています。

サ高住は、老人ホームのように、室内で各部屋が区切られている施設や、一部屋ごとに屋外で区切られている施設まで様々あります。

サ高住で働く介護士の仕事内容は?

名前には「サービス付き」とありますが、基本的には高齢者が自立するための施設といった位置付けになります。そのため、通常のサ高住の仕事内容は、見守りや生活に対する相談といった対応が中心の仕事になっています。

しかし、介護が必要な重度の利用者に対応するために、特定施設入居者生活介護の指定を受けているサ高住もあります。

特定施設入居者生活介護の指定

特定施設入居者生活介護の指定を受けたサ高住では、身体介護を含めた身の回りの世話を必要とする重度の利用者も入居しています。そこでの仕事内容は、介護付き有料老人ホームや他の介護施設同様、食事介助、入浴介助、排泄介助等、基本的な身体介護もあります。

サ高住の仕事は楽だと聞いて転職したが・・・

サ高住は、特養や老健施設より自立に近い元気な入居者が多いと聞き、転職を決めた知人の女性。いざ働き始めると、転職先のサ高住の入居者は、医療依存度が高く寝たきりの入所者も多い状態。

また、認知症による問題行動等で、他の施設を何か所も退所してきた利用者なども受け入れることもあり、想像していた以上に大変な仕事だったとのこと。

しかし、介護の大変な特養の現場で数年間仕事をしてきた彼女でしたから、まわりの職員はもちろん、利用者やその家族の信頼を得るにはそう時間はかかりませんでした。

こんなはずではなかったと思いながらも、いま彼女は、少しずつその職場の仕事を受け入れ頑張っています。

まとめ

上記のように「こんなはずでは」と思う前に、自分が就職を希望するサ高住には、どのような入居者がいるのかを知ることから始めましょう。

そして、サ高住で働く場合にも、介護力だけでなく、入居者の困りごとや、日々の変化などに配慮し、臨機応変に対応できる力が必要であることも忘れずに。